地域の歴史勉強 ボランティア おっぱまはっけん倶楽部
10月9日 今日は第4回目になる「追浜界隈ぶらり街歩き」の日です。今回は前半を追浜の史跡めぐりに、後半は鷹取山自然観察会のメンバーのガイドで鷹取山を散策します。晴天のもと23名の皆様の参加を得て行われました。
9:00京急追浜駅に集合、まずは追浜の史跡めぐりをスタートしました。
最初の目的地は現在の「西庵」の場所です。鷹取石の採石で財をなした名主高橋清光の屋敷がありました。
次は臨済宗のお寺である「自得寺」です。境内にある一石五輪塔、川越藩士の墓を見学しました。またこのお寺には横須賀市で最も古い小学校のひとつである浦郷小学校の前身「本浦学舎」があったとされています。寺子屋のようなものでしょうか。
雷神社が元はここにあったとされる「築島」です。現在のみずほ銀行の裏にあります。かつてはこの先は海でした。
次は浄土宗「良心寺」です。天正年間にこの地を治めていた朝倉能登守の夫人のお墓があります。境内の入口には追浜地域で最も古い庚申塔が祀られています。
「良心寺」のすぐ近くに「首斬観音」があります。かつて干ばつ、飢饉などで犯罪者が急増し、浦郷陣屋で裁かれ、処刑された人たちを弔うために大正時代に建立されました。
参加者の皆さんは追浜周辺地域にお住まいでしたが、案内パンフレットにある「ふれあい橋」は聞いたことがないとのことでした。正体は京急の線路の跨線橋です。跨線橋に名前がついている珍しい橋です。この橋のたもとに「うらが道」にあった道標付きの庚申塔が移されています。
いよいよここから鷹取山を目指して進みます。鷹取山自然観察会のガイドさんにバトンタッチです。
鷹取山は昭和40年頃から宅地開発が進み自然環境は変化してきましたが、里山的環境の残る地域です。鷹取山の植生は海岸に近く暖温帯に属していることから、常緑広葉樹の照葉樹林が優先的に広く分布しています。そのほか落葉広葉樹も多く存在し、季節ごとにいろいろな花を咲かせます。
この日はガイドさんのとても豊富な知識と的確な説明で植物に纏わるいろいろなことを教わりました。
12:40頃にはこの日のゴールである「西友」前の広場に到着しました。
ここで解散、皆さんお疲れ様でした。
追浜まで戻り、最後は24時間営業の居酒屋さんでお決まりの反省会です。