地域の歴史勉強 ボランティア おっぱまはっけん倶楽部
6月15日 おっぱまはっけん俱楽部のバスツアーは今回で3回目になります。
昨年の富岡製糸場に続いて再び世界遺産の韮山反射炉を訪ねます。
6:50 追浜に集合、倶楽部メンバー以外のかた7名のご参加を得て総勢21名になりました。
当日は天候に恵まれ絶好のツアー日和となりました。
朝比奈ICから横横道路、東名高速、伊豆縦貫道を乗継ぎ、最初の目的地である「江川邸」に到着しました。江川家は代官として江戸時代のほぼ全期間、幕府直轄地である伊豆を統治しました。
主屋には立派な四隅の柱と大黒柱が大屋根を支えています。
江川太郎左衛門英龍は民政に心をくばる一方、外国の状況をよく捉え、幕府に対して沿岸防備の建議、お台場や韮山の反射炉築造の提案、実行を行いました。
主屋の奥には書院があり多くの塾生がここに寝泊まりして学んできました。
また江川英龍は日本でパンを全国に広めたということでパン製造者から「パン祖」の称号を与えられました。4月12日の「パンの日」は江川邸で初めてパンを焼いた日とのこと。
いよいよ本日のメインテーマの「韮山反射炉」です。
ボランティアガイドさんの説明で反射炉の構造が少しだけ分かりました。
オランダ語の書物だけで当時、材料、道具など殆ど何もない状況でこのようなものをよくぞ作ったと感心しました。
昼食は併設されているレストランでいただきました。
次は同じ伊豆の国市にある願成就院です。
北条政子の父北条時政が奥州藤原氏討伐を祈願して建立した真言宗のお寺です。
大御堂には運慶作の阿弥陀如来坐像など五像の国宝がお祀りされていました。
運慶展案内の表紙を飾るのはこちらの「毘沙門天立像」です。
最後の目的地は箱根旧街道に面した山中城跡公園です。
後北条の特徴が現れている堀で障子のさんに見えるところから「障子堀」といいます。
本日はこれで終わり、あとはバスで一路追浜に向かいました。
予定時間どおりに19:00に追浜に到着です。皆さんお疲れ様でした。